あなたが今所有している土地を手放して、新しい土地に買い換えようとすることもあります。
道路の条件が悪かったり、便利が悪い場所だったり、買い換えたいと思う理由はいろいろあるでしょう。
しかし、かなりの損失も覚悟する必要があるのです。
土地の取引を行なう際には、不動産取引の際に仲介手数料が必要です。
仲介手数料は3パーセントが加わります。
(厳密には200万円以下には5パーセント、200万円から400万円部分には4パーセントとして計算のうえ、6万円プラスした額が標準で、更に手数料には消費税がかかりますが、ここでは分かりやすさの為に3パーセントで考えます)
まず現在の土地を売る場合には、手放す際の土地の価格は本来の土地の価格から、買い方とあなた、双方の手数料6パーセントを引いた金額になります。
さらに新しい土地を購入する際にも同様に、土地本来の価格から手数料6パーセントを引いた金額の土地しか手に入らないのです。
つまり同じ価値の土地を買い換えようとする場合、土地の12パーセント以上の金額が土地取引の際の仲介手数料に消えてしまうのです。
さらに土地取得時の所有権移転登記の際に、土地評価額の1パーセントがかかります。
ですから、土地の買い換えは、よほどの理由がない限り避けるべきなのです。
周囲の環境が悪かったりする場合は仕方がないのですが、土地の高低差や変形した土地などの場合は、住宅の設計次第で解決できる場合も少なくありません。
仮に住まいのコストが1割ほど高くなっても、土地の買い替えによる手数料などで消えてしまう金額を考えると、効果的なのです。
20110902更新