内装のコスト

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次に、住宅の内装のコストを減らすポイントについて考えましょう。
まず、については内装材の中では一番改修が大変な場所です。
フローリングでは、合板フロアー材で安い製品は表面の板が薄く剥がれやすいので、コストダウンするにしても表面材の厚みが0.8mmから1mm程度ある材料の中から選びましょう。

また床のトラブルや劣化は板材の反り等による床鳴りから表面の傷、表面材の剥がれなど改修するきっかけとなる原因がいくつかあります。
これらの大部分は適切な材料と工法を採用すれば防げる場合が多いので、床材でのコストダウンの際には注意が必要です。

壁や天井に関しては、比較的改修が簡単な部分です。
新築時には一番ローコストの材料を選びやすい部分でローコストにするポイントとなります。
しかし普通の材料を選んでいる場合、より安い材料が少ない為にコスト削減の効果が少なくなることもあります。

日曜大工など自分で作ることが好きな場合には、新築時の壁は最低限必要な材料だけにして、後に自分で塗装や貼付、左官を行う方法もあります。
住まいが完成してからじっくり作業すれば、住まいに対する愛着も深まります。

住宅の内装でのコストダウンは壁や天井を中心とし、床はしっかりした施工と材料の確保を優先しましょう。
特に壁は比較的短い期間でリフォームすることも多くなるので、リフォームの際にこだわりの材料を使えば、住まいをよりリフレッシュできます。


住宅の建設コスト削減には、造付家具や備品の省略は一番分かりやすい方法といえるでしょう。
省略した家具や備品のコスト分がそのまま減るので、減らすことが出来る費用もすぐに分かります。
しかし、その造付が省スペースに貢献している場合、必要な家具などを後で追加するとスペースが異常に狭く使いにくくなる場合もあります。
ですから造付家具や備品についてコスト削減を考える場合、省スペースを重視したオリジナルの収納だけは削ったりしないように十分な注意が必要なのです。

                                                            20110902更新

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