リフォームの住宅版エコポイントは、断熱性能の向上を伴うリフォームを行った場合に獲得できるエコポイントです。
住宅リフォームに付加されるエコポイントは、工事の内容によって各々ポイントが決められています。
そのポイントを加算して、合計300,000ポイントまでがエコポイントとして付加されます。
さらにエコポイントが付くリフォーム工事と同時に、昭和56年5月61日以前に着工された住宅に適切な耐震改修を行う工事には、さらに150,000ポイントのエコポイントが加算されます。
エコポイントが付くリフォーム工事は、窓の断熱改修・外廻りの断熱改修・バリアフリー改修に加えて、太陽熱利用システムの設置・節水型トイレの設置・高断熱浴槽の設置の6種類となりました。
耐震改修のエコポイントは、一律150,000ポイントのエコポイントを加算できます。
それぞれ大きさや場所によって、一定のエコポイントが付加されます。
窓部分のリフォームで獲得できるエコポイント | ||
場所 | 仕様・条件 | ポイント数 |
窓 ガラス交換 1枚あたり | 面積1.4㎡以上 | 7,000 |
窓 ガラス交換 1枚あたり | 面積0.8㎡以上1.4㎡未満 | 4,000 |
窓 ガラス交換 1枚あたり | 面積0.1㎡以上0.8㎡未満 | 2,000 |
窓 内窓設置 1箇所あたり | 面積2.8㎡以上 | 18,000 |
窓 内窓設置 1箇所あたり | 面積1.6㎡以上2.8㎡未満 | 12,000 |
窓 内窓設置 1箇所あたり | 面積0.2㎡以上1.6㎡未満 | 7,000 |
窓 外窓交換 1箇所あたり | 面積2.8㎡以上 | 18,000 |
窓 外窓交換 1箇所あたり | 面積1.6㎡以上2.8㎡未満 | 12,000 |
窓 外窓交換 1箇所あたり | 面積0.2㎡以上1.6㎡未満 | 7,000 |
窓の断熱性能を向上させる工事は、窓ごとに大きさを確認して加算が出来ます。
ガラス交換の場合はガラスごとに計算されるので、引き違い窓は1箇所2枚となります。
またエコポイント事務局に登録された製品を使用することが、エコポイント獲得の条件となります。
外廻りの断熱リフォームで獲得できるエコポイント | ||
場所 | 仕様・条件 | ポイント数 |
外壁 | 断熱材使用量6.0m3又は4.0m3 | 100,000 |
屋根又は天井 | 断熱材使用量6.0m3又は3.5m3 | 30,000 |
床 | 断熱材使用量3.0m3又は2.0m3 (基礎断熱の場合0.9m3又は0.6m3) |
50,000 |
外廻りの断熱性能を向上させる工事は、断熱材の性能と利用する断熱材の総量によってエコポイントの対象部分が決まります。
工事が大変な外壁はエコポイントが高く、工事が比較的簡単な天井はエコポイントが少なくなります。
かなり小さな住宅でも利用可能な断熱材の量に設定されているので、大きな住まいでは薄い断熱材でもエコポイントがもらえることになります。
またエコポイント事務局に登録された製品を使用することが、エコポイント獲得の条件となります。
バリアフリーのリフォームで獲得できるエコポイント | ||
場所 | 仕様・条件 | ポイント数 |
手摺の設置 | 浴室・設置箇所数にかかわらず | 5,000 |
手摺の設置 | 便所・設置箇所数にかかわらず | 5,000 |
手摺の設置 | 洗面所・設置箇所数にかかわらず | 5,000 |
手摺の設置 | 居室・設置箇所数にかかわらず | 5,000 |
手摺の設置 | 廊下・階段・設置箇所数にかかわらず | 5,000 |
段差解消 | 屋外に面する出入り口・設置箇所数にかかわらず | 5,000 |
段差解消 | 浴室・設置箇所数にかかわらず | 5,000 |
段差解消 | 浴室以外の屋内・設置箇所数にかかわらず | 5,000 |
廊下等の拡張 | 通路の幅を拡張する工事・設置箇所数にかかわらず | 25,000 |
廊下等の拡張 | 出入り口の幅を拡張する工事・設置箇所数にかかわらず | 25,000 |
バリアフリーに関するリフォームは、上記の断熱改修のいずれかを行った場合に追加で加算されます。
そしてバリアフリーに関する工事については、合計で最大50,000ポイントの制限があります。
もともと断熱性能に関係する内容ではないので、条件が多くなっているようです。
地方自治体のバリアフリー工事に対する補助金と併用が可能です。
省エネルギーに効果がある設備の設置にも、エコポイントが加算されます。
設備の種類 | ポイント数 |
太陽熱利用システムの設置 | 20,000 |
節水型トイレの設置 | 20,000 |
高断熱浴槽の設置 | 20,000 |
省エネルギーに効果がある設備の設置や耐震改修でエコポイントを得るには、住まいの窓や外回りの断熱性能を高める工事と同時に行うことが条件となります。
また、エコポイント事務局に登録された機器を使用するなど条件に適合することも、エコポイント獲得の条件となります。
20120225更新