返済方法と金利の違いで返済額にどのような違いが出るのか、表にまとめました。
計算条件
融資額:1000万円 ボーナス払い無し。
この条件で、月当たりの返済額(元金均等の場合始めの月と最終の月)と支払う利息の総額を比較します。
返済期間 | 20年返済 | 35年返済 | ||
2パーセント金利 | 月あたり返済金額 | 返済利息総額 | 月あたり返済金額 | 返済利息総額 |
元利均等返済 | 50,588円 | 2,141,392円 | 33,126円 | 3,913,106円 |
元金均等返済 | 58,812円-41,736円 | 2,010,495円 | 41,015円-23,849円 | 3,511,374円 |
返済期間 | 20年返済 | 35年返済 | ||
3パーセント金利 | 月あたり返済金額 | 返済利息総額 | 月あたり返済金額 | 返済利息総額 |
元利均等返済 | 55,459円 | 3,310,734円 | 38,485円 | 6,163,829円 |
元金均等返済 | 67,305円-41,772円 | 3,015,796円 | 49,508円-23,869円 | 5,267,168円 |
返済期間 | 20年返済 | 35年返済 | ||
4パーセント金利 | 月あたり返済金額 | 返済利息総額 | 月あたり返済金額 | 返済利息総額 |
元利均等返済 | 60,598円 | 4,543,985円 | 44,277円 | 8,596,980円 |
元金均等返済 | 75,798円-41,807円 | 4,021,102円 | 58,001円-23,889円 | 7,022,961円 |
注 この計算結果は概算です。実際には各金融機関に確認ください。
金利による支払利息の総額の違いが、非常に大きいことが分かります。
20年返済の金利3パーセントと金利4パーセントでは、最終的に支払う利息の差が借りた金額の1割である100万円を超えています。
35年返済の金利3パーセントと金利4パーセントでは、最終的に支払う利息の差が更に広がり、借りた金額の2割である200万円を軽く超えています。
ちょっとした金利の差でも、最終的に支払う金額には大きな差が出ることがわかります。
また返済期間を出来るだけ短くすることも、返済総額を減らすポイントです。
元利金等返済と元金均等返済の金利の差は、返済期間が長く金利が上がるほど広がっています。
条件の良い3パーセント金利の20年返済でも、元利均等返済は元金均等返済よりも30万円近く余計に金利を払うことになります。
また元金均等返済では、月々の返済額の変化がかなり大きく、初期の負担が大きいこともはっきりわかります。
1000万円の住宅ローンと仮定しても、これだけの違いが発生するのです。
住まいの価格として一般的な2000万円から3000万円を借りた場合は、より大きな差となります。
また支払う金利分の総額も相当高額になるので、出来るだけ住宅ローンで借りる金額は少なく、返済期間は短くするべきなのです。
20110910更新