バリアフリー化リフォームの中で、水廻り部分に行なうリフォームの代表的な例を見ていきましょう。
バリアフリー化リフォームの工事内容の設定条件は各部分ごとに表記します。
キッチンを車椅子対応のタイプに変更する L=2,400 | |
材料、仕様 | 参考コスト |
車椅子対応システムキッチン 標準グレード、キッチン部分のみのリフォーム | 1,000,000円 |
流しの下に空間が空いている車椅子対応のキッチンは、メーカーや機器の種類が少ない点に注意が必要でしょう。
流しだけでなく、食器棚などキッチンの周囲も車椅子で使い易い形の製品に変更する事も大切です。
浴室をバリアフリー対応のシステムバスに変更する 1坪(1616)タイプ | |
材料、仕様 | 参考コスト |
システムバス 標準グレード、手摺付 | 1,800,000円 |
バリアフリーを考慮した浴室のリフォームには、システムバスの利用が便利です。
浴槽から手摺や水栓まで、よりコンパクトにまとめることができます。
ポイントは入口で、3枚の引き違い戸を使用すると開口巾を大きく取れます。
必要に応じて、バスリフトを設置しましょう。
洗面所を車椅子対応に変更する 入口扉:3枚引き戸に変更、車椅子対応洗面台設置 | |
材料、仕様 | 参考コスト |
洗面所のバリアフリー化 照明付化粧鏡取付 | 850,000円 |
洗面所のバリアフリー化リフォームは、入口扉と洗面台の変更がポイントとなります。
着替えるスペースも必要なので、面積を広げる必要が有る場合もあります。
棚や手摺の設置を考慮する事も大切です。
トイレのバリアフリー化リフォーム | |
材料、仕様 | 参考コスト |
昇降便座設置と扉を3枚引き違いに変更 既存洋風便器利用、手摺設置 | 500,000円 |
跳ね上げ手摺と紙巻器付手摺の設置 手摺の設置のみのリフォーム | 120,000円 |
トイレのバリアフリー化リフォームでは、車椅子対応の為にはスペースが狭い為、昇降便座の設置と扉を大きく開けることで対応しましょう。
廊下部分を介助スペースとすることで、トイレの狭さを緩和するのです。
障害が軽い場合は、手摺を設置することがリフォームの基本ですが、手摺の下地を補強する必要がある場合もあります。
特に跳ね上げ式の手摺は、下地の強度が必要なので、適切な補強を行ないましょう。
注)コストには地域差や各業者による差があります。
20090202更新