次に土地の整地や既存建物、障害物撤去などにかかる費用について見ていきましょう。
敷地に高低差がある場合は、道路から住宅部分までのアプローチ部分にかけて整地や階段やスロープをつくる必要があります。
ちょっとした高低差であれば建物工事に含まれる場合も多いのですが、高低差が大きい場合は整地の為に別途費用がかかります。
駐車場を作る際にも段差が生じる場合もあって、結構費用がかかることもあるのです。
敷地に既存の建物がある場合は、撤去費用がかかります。
同じ面積の場合、木造よりも鉄筋コンクリート造や鉄骨造の建物の方が撤去費用が高くなります。
木造の場合は平米当り1万円から2万円程度、鉄筋コンクリートの場合平米当り3万円から6万円程度かかります。
(地域や周囲の状況によって異なります。)
特に最近では撤去した建物の材料ごとに分別して廃棄する必要があるので、けっこう高額な出費となってしまう点には注意が必要です。
その他の敷地内の障害物としては、樹木や石、コンクリート土間や浄化槽や排水桝などさまざまな物が考えられます。
過去に建物が建っていた土地では設備関係の埋設物が障害になる場合が多く、その他の土地では樹木や石などの自然物が障害になる場合があります。
障害物は、大きさによっては撤去に高額な費用がかかる場合があります。
撤去に高額な費用がかかる大きい樹木や石などは、撤去せずに庭造りに活用することも考えましょう。
また浄化槽や排水桝などは、将来の衛生面の悪化や地盤沈下などトラブルの原因にもなりかねません。
そこで撤去やきちんとした廃棄処理を行った上で、新しい住まいを建てましょう。
20110902更新