全体計画とコスト

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まず、住まいの全体計画でのコスト削減策を考えましょう。
建物の面積を減らすこと、これが一番のコスト削減となります。
減らす部分としては、廊下と収納と子供部屋が行いやすい部分でしょう。

住まいの中で廊下を減らすコツは、リビングと各室を直接つなぐことです。
また玄関が面積が広い場合も、結構あります。
玄関は靴置き場という程度に考えて、収納を確保しつつ、出来るだけ面積を削りましょう。

収納では、現時点で必要最小限の収納のみを確保し、当面必要のない収納を省略することも考えましょう。
後々収納が必要になった場合に備えて、庭などに物置の設置場所を確保しておくことは大切です。

子供部屋はベッドと机が置ければ、必要以上に大きくする必要はありません。
そうすれば子供がリビングで過ごす時間が多くなり、コミュニケーションも取り易くなるという効果も期待できるのです。


住宅の形をシンプルにすること、これもコストダウンにつながります。
形が複雑になると、屋根面積や壁の面積が広くなったり、複雑な(つまり高価な)部品を多く使用する必要があるので、どうしても建築費が高くなってしまうのです。
そこで出来るだけシンプルな形とすることで、住まいのコストを下げることができるのです。

この計画変更により建築費を減らす方法は、最後の手段として 他にコスト削減の方法がない場合に使用しましょう。
なぜなら、せっかくそれまで煮詰めてまとめ上げた 住まいの計画が大きく変わってしまうことになりますし、場合によっては計画変更の為に追加料金が必要になる場合もあるからです。

                                                            20110902更新

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