住まいの部屋の建具部分のリフォームに掛かるコスト・お金を見ていきましょう。
リフォーム工事の場合、既存部分の撤去費用がかかる場合もあります。
そこで、各々のコストに含まれる工事の内容も記載しています。
当コスト表での標準モデル(新築コストの標準モデルと同じです)
外部に関しては、温暖な地域、1階2階とも60平米、高さは各階3Mとします。
内装に関しては、標準居室は8畳間、床面積12平米、壁面積25平米とします。
その他の設定条件は各部分ごとに表記します。
金属製建具のリフォーム 一箇所のコスト | |
材料、仕様 | 参考コスト |
アルミ窓を複層ガラスにリフォーム 巾1,600高さ2,000 サッシ枠ごと交換、補修用モール設置 |
420,000円 |
アルミ窓を複層ガラスにリフォーム 巾1,600高さ1,100 1階、サッシ枠ごと交換、補修用モール設置 |
300,000円 |
アルミ窓を複層ガラスにリフォーム 巾1,600高さ1,100 2階、サッシ枠ごと交換、補修用モール設置 |
400,000円 |
引き違い窓を出窓にリフォーム 巾1,600高さ1,100 1階サッシ、補修用モール設置 |
400,000円 |
引き違い窓を出窓にリフォーム 巾1,600高さ1,100 2階サッシ、補修用モール設置 |
500,000円 |
ガラスに防犯フィルムを貼るリフォーム 巾1,600高さ2,000 | 90,000円 |
ガラスのみを複層ガラスに交換するリフォーム 巾1,600高さ2,000 | 160,000円 |
内窓設置で二重窓にリフォーム 巾1,600高さ1,100、既製樹脂サッシ | 80,000円 |
内窓設置で二重窓にリフォーム 巾1,600高さ2,000、既製樹脂サッシ | 140,000円 |
既存窓を交換するリフォームコストには、既存材料の撤去費用を含みます。
断熱性能を高める為に複層ガラスのサッシに変更する場合は、かなり高額な工事費となります。
取り替えるサッシの数が多くなれば、一箇所あたりのコストは若干下がります。
住まいの断熱性能を高めるには居室の外窓を全て換えるべきですが、一部屋のみの断熱性能を高めたい場合は、他の部屋とを隔てる部分の断熱(壁や戸部分の断熱)にも配慮する必要があります。
防犯フィルムの施工については材料費の価格が主で、工事の確実性を確保する為に専門業者による施工になります。
2重窓へのリフォームは、コスト的には複層ガラスのサッシへリフォームするより安価になりますが、窓を開ける際に2つを開ける必要があるので手間が掛かります。
防音性能は高くなるので、防音を重視する部屋には特に有効な方法と言えるでしょう。
窓のガラスを断熱性能の高い複層ガラスに交換するコストは、内窓を取り付けるより高価になりますが、開口の手間や使い勝手の良さはそのまま残せます。
2009年の窓リフォームコストと比べると、内窓のコストが若干下がっています。
住宅版エコポイントや省エネルギーのために採用例が増え、製品も増えたので価格が下がったようです。
木製建具のリフォーム 一箇所のコスト | |
材料、仕様他 | 参考コスト |
片開きフラッシュ戸のリフォーム 幅800高さ1800程度 | 70,000円 |
片開き格子戸・スプルースのリフォーム 幅800高さ1800程度 | 170,000円 |
片開き硝子入り格子戸・スプルースのリフォーム 幅800高さ1800程度 | 130,000円 |
引き違いフラッシュ戸のリフォーム 幅1600高さ1800程度 | 95,000円 |
引き違いフスマのリフォーム 幅1700高さ1800程度 | 40,000円 |
引き違い障子・スプルースのリフォーム 幅1700高さ1800程度 | 45,000円 |
リフォームコストには、既存戸の撤去費用を含みます。
木製戸のリフォームでは、既存の枠をそのまま利用できる場合は、新設の場合とそれほど変わりません。
戸のグレード次第で、リフォームコストがほとんど決まってしまいます。
2009年の建具リフォームコストと比べると、あまり変わっていません。
ただ建具の高さを高くするリフォームの場合は、壁を壊して行うことになる上に普段使用する全ての扉をリフォームする必要があるので、コストがかなり高くなります。
注)コストには地域差や各業者による差があります。
住まいのリフォームコストは毎年少しずつ変わっています。
そこで各部分のコストの流れを比べるために、過去のコストも掲載しています。
2009年更新 建具のリフォームコスト 別窓で開きます
20110909作成