各部分のコスト表 基礎部分

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住まいの基礎部分に掛かるコスト・お金を見ていきましょう。
基礎には いくつかの形式があるので、形式ごとに表にしています。

以下の表で、単価とは平米あたりに掛かる金額のことで、参考コストは下記の条件でかかる金額の総額を示します。
  当コスト表での標準モデル
外部に関しては、温暖な地域、1階2階とも60平米、高さは各階3Mとします。
内装に関しては、標準居室は8畳間、床面積12平米、壁面積25平米とします。
その他の設定条件は各部分ごとに表記します。

基礎工事・基礎の各種類ごとの工事金額の比較
材料、仕様 単価 参考コスト
在来木造・ツーバイフォー木造 布基礎と土間コンクリート
布基礎(50mと想定) 15,000円/m (750,000円)
土間コンクリート(60平米) 8,000円/平米 (480,000円)
トータル (20,500円/平米) 1,230,000円
在来木造・ツーバイフォー木造 布基礎と防湿コンクリート
布基礎(50mと想定) 15,000円/m (750,000円)
防湿コンクリート(60平米) 4,000円/平米 (240,000円)
束石(30箇所と想定) 1,200円/箇所 (36,000円)
トータル (17,100円/平米) 1,026,000円
在来木造・ツーバイフォー木造 べた基礎(ダブル配筋)
外周部(32mと想定) 15,000円/m (480,000円)
内部土間(55平米と想定) 14,000円/平米 (770,000円)
内部立上り(18mと想定) 7,000円/m (126,000円)
トータル (7,000円/平米) 1,376,000円

布基礎とべた基礎では、それほどには コストは差がないことが分かります。
2009年と比べると、コストはほとんど変わっていません。
地盤が弱い土地では、べた基礎を採用したほうが安心でしょう。

また、同じ布基礎でも防湿コンクリートを使用する場合には束石が必要になります。
工事の手間を考慮して、土間コンクリート使用の布基礎と変わらない金額を提示される場合も多いようです。

現在 防湿コンクリートの採用例が少なくなっているのは、手間によるコスト高と工事不良や地盤の弱さによる床の沈下を防ぐ為です。
多少コストが高くても、土間コンクリートを打設した方が、長持ちする住まいを作れるでしょう。


基礎工事・束の比較
材料、仕様 単価 参考コスト
鋼製束(30箇所と想定) 1,200円/箇所 36,000円
プラスチック製束(30箇所と想定) 1,000円/箇所 30,000円

コストはプラスチック製束が有利ですが、長期的な耐久性では鋼製束が有利です。
2009年と比べるとプラ束が少し高くなっていますから、鋼製束がより有利といえるでしょう。

注)コストには地域差や各業者による差があります。

住まいのコストは毎年少しずつ変わっています。
そこで各部分のコストの流れを比べるために、過去のコストも掲載しています。
           2009年更新 基礎部分のコスト 別窓で開きます

                                                            20110903作成

建物にかかるお金 各部分のコスト表

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