住まいの防水部分に掛かるコスト・お金を見ていきましょう。
防水工事には陸屋根やベランダの防水から、窓廻りのシーリング工事などまで入ります。
ここでは住宅に最も関係が深く分かりやすいベランダの防水のみについて、作りや材料が変わるとどれくらいコストが違ってくるのかリストにしました。
以下の表で、単価とは平米あたりに掛かる金額のことで、参考コストは下記の条件でかかる金額の総額を示します。
当コスト表での標準モデル
外部に関しては、温暖な地域、１階２階とも６０平米、高さは各階３Ｍとします。
内装に関しては、標準居室は８畳間、床面積１２平米、壁面積２５平米とします。
その他の設定条件は各部分ごとに表記します。
| 防水の種類による工事金額の比較 ベランダ 床面積１０平米と想定 | ||
| 材料、仕様他 | 単価 | 参考コスト |
| シート防水 歩行用 | ８，０００円／平米 | ８０，０００円 |
| 塗膜防水 歩行用 | ８，０００円／平米 | ８０，０００円 |
| ＦＲＰ防水 歩行用 | １８，０００円／平米 | １８０，０００円 |
| 金属板防水 歩行用 | １８，０００円／平米 | １８０，０００円 |
一通り防水工事の種類によるコストを表にしましたが、この中でも変形が大きい木造住宅に向くのはＦＲＰ防水と金属板防水です。
居室の上部のベランダは、水漏れが発生すると部屋内部の仕上にまで被害が及びます。
ですから、下部に部屋があるベランダでは、防水性能が高いＦＲＰ防水か金属板防水を使用するべきでしょう。
ともに高価ですが、より確実な防水性能を持っているのです。
２００９年と比べると、金属板防水が若干コストアップしています。
注）コストには地域差や各業者による差があります。
住まいのコストは毎年少しずつ変わっています。
そこで各部分のコストの流れを比べるために、過去のコストも掲載しています。
２００９年更新 防水部分のコスト 別窓で開きます
20110903作成